那覇空港の新国際線ターミナルビル、17日から運用開始


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
赤瓦を使用し沖縄らしい雰囲気を出したチェックインカウンター=8日、那覇空港の新国際線旅客ターミナルビル

 那覇空港に新しい国際線旅客ターミナルビルが完成し、17日から運用が始まる。手狭だった旧国際線ビルの出入国手続きが効率化されるほか、ボーディングブリッジ(搭乗橋)の新設など機能も充実し、利便性の向上で新たな海外路線の就航につながりそうだ。

同施設を管理する那覇空港ビルディング(NABCO)は8日、県内外の報道関係各社を招いて内覧会を開いた。
 新国際線ビルは4階建てで延べ床面積約2万3千平方メートルと、旧ビルの3・7倍の広さになる。総事業費は約80億円。
 2階の搭乗待合室には、旧ビルの約4倍の約500席の座席を設置し、免税店の施設面積も約6倍に拡張した。琉球料理やカフェ、土産品店など8店舗が入居する。チェックインカウンターの赤瓦など沖縄色を全面的に押し出した。
 NABCOの仲里求企画課長は「新路線誘致の大きなアピールポイントになる」と期待する。旧国際線ビルは14年中に解体予定で、今後は国際線ビルと国内線ビルを連結する施設の建設が計画されている。