ケネディ大使来県 「基地増やさないで」プロジェクトオー


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プロジェクトオーに寄せられたはがきのメッセージを読み上げる参加者=8日、宜野湾市普天間のプロジェクトオー事務所

 【宜野湾】「オバマ大統領へ100万枚のはがきを送ろう」運動を展開する団体「プロジェクトオー」は8日、緊急アピール集会「ケネディ大使、私の声を聞いて」を宜野湾市普天間の事務所で開いた。

 参加者や県内外から寄せられた多数のメッセージが紹介され、普天間基地の辺野古移設への抗議や基地負担軽減を訴えた。
 共同代表の小橋川共行さんは「市民一人一人の気持ちがこもった声を、どうしても届けたくて集会を企画した」と語った。「これ以上基地を増やさないでほしい」「きれいな海を埋め立てないで」などのメッセージが紹介されたほか、音楽家の知花賢招(かつあき)さんが作詞作曲した楽曲「辺野古の海と陸」も披露された。
 手紙、はがきはアメリカ総領事館を通してケネディ大使に送る。
 手紙を持参して那覇市から参加した砂川久美子さん(65)は、「名護市辺野古に新基地を絶対造ってはいけないという思いをしたためた。大使の来県に期待と不安が心の中で入り乱れているが、来るからには何かしら期待できる内容を残してほしい」と話した。