校名は「ゆたか小」 上田小から分離、来春開校 豊見城


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上原教育長(後列左端)から感謝状を贈呈されて笑顔を見せる「ゆたか小学校(幼稚園)」の命名者ら=5日、豊見城市役所

 【豊見城】豊見城市立上田小学校(幼稚園)の過密化解消のために、同市豊見城に2015年4月開校予定の新設校の校名が一般公募で「ゆたか小学校(幼稚園)」に決定した。

命名者5人への感謝状贈呈式が5日、同市役所であり、上原武弘教育長から5人に感謝状が手渡された。
 新設校の名付け親となったのは、洲鎌華(はる)さん(上田小4年)、加藤梨央さん(同5年)、迎里成龍君(伊良波小6年)、末光里帆さん(学生)、又吉司也(かずや)さん(地方公務員)の5人。
 校名公募には316人、174件の応募があった。
 校名候補選考委員会(会長・石川宏上田小学校校長)で、(1)市の学校であることが対外的に分かりやすい(2)児童が愛着を持って親しめる(3)地域に愛され、地域とともに発展する学校にふさわしい―という選考基準で審査された。
 選考を受け、昨年12月の定例教育委員会で最終的に決定した。
 上原教育長は「皆さんの提案された校名は歴史に残り、皆さんにも喜びと誇り、宝物になると思う。心豊かで伸び伸びと笑顔の絶えない学校づくりに頑張りたい」とあいさつした。
 受賞者は「みんなが笑顔の誰にでも優しくなれる小学校になってほしい」(洲鎌さん)、「地域を心豊かにしてくれる学校に」(又吉さん)などと感想を語った。