【中国時報】星雲法師が遺書を公開 6700万円寄付へ


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 高雄にある禅宗寺院の開祖・星雲(せいうん)法師(88)は3日、台中市で行われた講演会で遺書の内容を公開。個人資産約2千万元(約6700万円)を公益信託教育資金とし、全額公益事業に寄付することを明らかにした。

 法師によると、寄付することを決めたのは8年前。80歳になったのを機に遺書を執筆した。資産には法師が揮毫(きごう)した書も含まれており、1枚残らず寄付すると明言。法師の書は人気が高く、高額で取引されており、偽物も出回っている。
 法師が管主を務める佛光山(ぶっこうざん)は台湾最大の寺院。高雄にある総本山の他、国内外に多数の分院を所有。大学、ラジオ局なども多数所有している。
 法師はここ数年足や耳の衰えなどを訴えてはいるが依然元気で、これからも各地の法話行脚を続けることにしている。