４月、ＩＴ育成校開校　プロトデータセンター

　情報誌やウェブ制作などを手掛けるプロトデータセンター（宜野湾市、白木享社長）は４月１日、ウェブ制作技術者などＩＴ（情報技術）関連の人材を養成する学校を開校する。

講習期間は６カ月。入学者を毎月募り、１年目で１００人の育成を目指す。現在６７４人の学校運営スタッフを２０１９年までにさらに千人増やすほか、他企業への人材輩出につなげる。
　ＩＴ関連の学校運営を手掛け、５万人以上の卒業生を輩出してきたデジタルハリウッド（東京、鳥越憲一社長兼ＣＥＯ＝最高経営責任者）と１３年１２月に業務提携。「デジタルハリウッドＳＴＵＤＩＯ（スタジオ）沖縄」を、宜野湾市のプロトデータセンター第２ビル内に開設した。
　デジタル社の講師によるｅラーニング（ネットを活用した学習）の通信講座やＯＪＴ（職場内教育）などで技術者を養成する仕組み。ｅラーニングは自宅などでも自由な時間に受講できる。課題合格後は、プロト社のＯＪＴで実践しながら技術力を高める。
　１０日県庁で会見したプロト社の比屋根徹ＩＴ部門執行役員は「業界は人材が不足している。即戦力となる人材を育成し、県内の雇用創出やＩＴ関連産業の発展に貢献したい」と話し、多くの入学を呼び掛けた。
　１６日には無料体験イベントを開く。受講料は入学金を含め４７万２５００円（税込み）。問い合わせはフリーダイヤル（０８００）５０００４８１。