洋菓子製造大手エーデルワイス 16年にも県内出店


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 洋菓子メーカー大手のエーデルワイス(神戸市、比屋根祥行社長)は、県内で製造工場を併設した店舗の出店を検討している。創業50周年を迎える2016年にも開設する考えで、近く立地場所の検討作業などに入る。

創業者で石垣市出身の比屋根毅会長は「地元関係者からの要望もある。業界のレベルアップなども支援したい」と説明した。
 同社は本土の工場から県内に配送した場合、品質管理が難しいとして、県内での販売は実施していなかったが、県内への出店で製品提供を始める。店舗は製造工場にカフェを併設した形態を想定し、デパートや空港などへの出店も検討する。県産食材を使った新製品の開発も目指す。
 同社は関西を拠点に全国で85店舗、半製品用の製造工場7カ所を展開している。比屋根会長が1966年に兵庫県尼崎で創業し、年商約140億円、従業員は約2千人。
 比屋根会長は「出店は用地や職人の確保など条件が整えばできる。16年には出店したい」と話した。