本島縦断110キロ完歩 5~10歳の名護の子6人


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本島縦断110キロを歩き通し、ゴールで保護者に出迎えられる子どもたち=本部町の海洋博公園

 【名護】名護市在住の子どもたち6人がこのほど、1年半かけて沖縄本島を縦断し、110キロを歩き通した。保護者らが出迎える中、本部町の海洋博公園にゴールした子どもたちは、達成感を味わいながら「楽しかった」と満足そうに話した。

 本島縦断に挑戦したのは玉城覇琉君(5)、知念成都君(同)、比嘉夏希さん(6)、松浦姫香さん(同)、財木貞之心君(同)、財木南風さん(10)。
 きっかけは財木貞之心君が「北谷に行ってみたい」と話したことから父親の貞徳さん(41)ら家族で北谷まで歩いた。その後、貞徳さんが子どもたちに目標を持って行動することや古里を知り、愛する気持ちを持ってほしいと、周囲にも呼び掛け、友人の子どもたちも交えて南城市からスタート。毎月1回、保護者らが付き添いながら子どもたちは1日10キロを目安に歩き続けた。
 玉城君は「タイガービーチの前をカチャーシーをしながら歩いたのが楽しかった」と笑顔。比嘉さんは「ゴールでみんなと一緒にいることがうれしい」と感激。
 財木南風さんは「疲れたこともあったけど、ゴールしたらうれしくて楽しいことばかりになった」と満足感いっぱいに話していた。(宮城良勝通信員)