県記録 10キロ超のクブシミ


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 今年は各地で大型クブシミが釣れているが、5年ぶりに県記録が塗り替えられた。

 宮古島に住む洲鎌定光さん(いづふふぁす会)は、5~7キロのクブシミを数多く釣った実績を持つ実力者。1月の初旬に特大クブシミがヒットしたが、ファイト中に身切れで逃がしてしまった。大型がいると確信した洲鎌さんは、クブシミ用のエギ「ヤマシタ コウイカスッテ」を用意してリベンジ釣行。1月16日午後8時45分、仲間2人と宮古島下地町の与那覇海岸で釣りを始めた。

 開始15分ほどで、根掛かりのようなずっしりとした手応え。一瞬根掛かりかと思ったが、すぐに大型のクブシミだと分かった洲鎌さんは、慎重にラインを巻いては引き出されるやりとりを繰り返すこと40分。ようやく水面に浮いたのは見たことのない特大クブシミ。同行の宮国さんがギャフを掛け、無事に取り込んだのは10.45キロの県記録となる大物だった。

 洲鎌さんはまだまだ大きいのがいると確信。自己記録更新を狙ってる。

 2月1、2日の2日間、第1回東レカップチヌ大会沖縄予選が開催された。この大会は30センチ以上5尾の総重量で競うもので、主な結果は次の通り。

▼1位=中村勝太郎(3.710キロ)

▼2位=金城大志(3.330キロ)

▼3位=幸喜一樹(3.245キロ)

(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

1月16日、前浜海岸で県記録となった10.45キロのクブシミを釣った洲鎌定光さん
2月7日、古宇利沖で108センチ・24.35キロのアーラミーバイを釣った上原誠さん
2月2日、ナークゾネで95センチ・12キロのクルバニーアカジンを釣った井本喜代司さん
2月2日、石垣島名蔵海岸で66センチ・3.4キロのウムナガーを釣った美崎信二さん(チーム海牛)
2月4日、本部新港で64.5センチ・3.8キロのタマンを釣った玉那覇勝海さん
2月8日、安謝港で84.5センチ・4.8キロのイトヒキアジを釣った山川力さん
2月2日、浜田漁港で5尾の総重量3.71キロを釣って東レカップチヌで優勝した中村勝太郎さん
2月1日、西崎漁港でチヌ狙いで44センチ・1.08キロの尾長グレを釣った瑞慶覧長太さん