特産加工品、販促学ぶ とみぐすく農商工連携で商品開発


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 【豊見城】「とみぐすく農商工連携プロデューサー養成塾」の販売スキルアップ講座が8日、同市豊崎の道の駅「豊崎」内てぃぐま館であった。市特産のトマトや野菜などを生かした加工品が紹介されたほか、開発した事業者らは販売拡大の方法などを学んだ。

 養成塾は2012年から始まった。厚生労働省の委託事業として主催する市地域雇用創造推進協議会から委託されたリバネスが講座を開き、6商品の開発に成功した。
 本年度は、事業者ら25人が参加。受講生は昨年8月から11回の講義を通して、開発した商品がより売れるよう、デザインのリニューアルやプロモーション計画などを学んだほか、新商品も開発した。
 紹介された商品はゴボウやカボチャをスナック菓子にした「サラダセンス」やドライトマトなどを薫製にした「美ら燻」など8種類。
 「ミニトマトジャム」を作った長嶺純さんは「ジャムをスプーンですくいやすいように瓶のふたを大きめに変更した。これからも市のミニトマトをPRするため、頑張っていきたい」と話した。加工品の一部は同市の瀬長島ホテルで16日から22日まで販売される予定。

商品をアピールする市内の事業者=8日、豊見城市豊崎の道の駅「豊崎」内てぃぐま館
市特産素材を生かした「豊見城ブランド」の8商品=8日、豊見城市豊崎の道の駅「豊崎」内てぃぐま館