2月9日「フクギの日」 県緑化推進会議が制定


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県全島緑化県民運動推進会議の第6回会合=12日、那覇市ぶんかテンブス館

 県全島緑化県民運動推進会議(会長・仲井真弘多県知事)の第6回会合が12日、那覇市ぶんかテンブス館であり、緑化事業の3期目となる2014~16年度の計画を決定した=写真。観光地へのアクセス道路や公共施設などで緑化を推進するほか、2月9日を「フクギの日」(仮称)に制定することも盛り込んだ。樹木の記念日制定は県内で初めて。

 「一島一森」をスローガンに、「花と緑のトロピカルロードづくり」や「花と緑と香りいっぱいの名所づくり」など六つの施策を展開する。
 フクギは県内の伝統織物や街路樹としても活用されており、本部町備瀬のフクギ並木や渡名喜島の屋敷林も広く知られる。一方、都市化に伴い数量が減少しているとし、「フクギの日」の制定で再生に取り組む。
 仲井真知事は「運動は沖縄全体を花と緑で覆い尽くそうという考えで始まった。長期計画で絶えず緑化運動を続けていきたい」とあいさつした。