リゾ婚式場、北谷に 国内外から誘客、7月稼働


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光貴が北谷町に建設予定の「ヴォヤージュ ドゥ ルミエール CHATAN RESORT」のイメージ図

 携帯電話の販売を中心に、リゾートウエディング事業なども展開する光貴(宜野湾市、間山弘造社長)は婚礼部門を強化、県外進出も視野に拡大していく。
 昨年買い取った大阪府と京都府の式場に続き、新しく北谷町にリゾート挙式向け結婚式場を建設する。

同社が県内に結婚式場を建設するのは初めて。今後は、首都圏も含め沖縄と直行便が結ばれている地域を中心に事業展開を計画していくという。
 県内だけでなく県外に拠点を拡大することで、多様化する結婚式の利用者を取り込む。同社担当者は「本土で結婚式、沖縄でフォトウエディングなど、さまざまな形がある」と話している。
 北谷町にある「ベッセルホテルカンパーナ沖縄」の敷地内に新しい式場「ヴォヤージュ ドゥ ルミエール CHATAN RESORT」を整備する。
 延べ床面積は約660平方メートルで、4月に着工、7月のオープンを予定している。
 初年度は年間売り上げ2億円ほど、挙式数は200組を見込み、3年間で現在の7倍の約10億円の売り上げを目指す。県内はもちろん台湾や香港など、国内外からの誘客を見込む。
 300人程度収容可能な県内の一般的な結婚式場に比べ、最大70人程度の収容になる。同社は「質の高いおもてなしを意識し、大切な人たちへの時間を提供したい。沖縄のリゾート婚を盛り上げていきたい」と話した。