海守るルール作り推進 座間味・次世代離島サミット


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新たなエコツーリズムなどを話し合った「次世代離島ツーリズムサミット&クジラについての語りあい」=13日、座間味村の座間味コミュニティーセンター

 【座間味】ホエールウオッチング・フェスタ2014の関連イベント「次世代離島ツーリズムサミット&クジラについての語りあい」(主催・同実行委員会など、共催・座間味村、琉球新報社など)が13日、座間味村の座間味コミュニティーセンターであり、村民や観光関係者ら約70人が参加した。

3月に予定されている慶良間諸島沿岸海域の国立公園指定に向け、同海域で回遊するクジラなど自然環境を生かした新たな観光業の在り方を提起した。
 座間味村ホエールウオッチング協会の大坪弘和事務局長はザトウクジラの目撃数が増えていることに触れ、「ホエールウオッチングではクジラに接近しすぎないなど、自主ルールをしっかり守ることが重要だ」と指摘。
 宮里哲村長は国立公園指定に向け「エコツーリズム推進法に基づき、座間味村、渡嘉敷村、沖縄本島のダイビング業者と議論し、海域を守るルール作りを進めたい」と話した。
 大手アウトドア用品メーカー「モンベル」の辰野勇代表取締役会長は「新しいエコツーリズムの形」をテーマに基調講演し、自転車などアウトドアスポーツを通じて地域をPRするイベントなどを紹介した。