知事の埋め立て承認で百条委設置へ 県議会2月定例会


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 県議会の2月定例会が14日招集され、野党4会派が冒頭、仲井真弘多知事が昨年末に米軍普天間飛行場の移設に向けた埋め立てを承認したことについて審査する調査特別委員会(百条委員会)の設置を求める緊急動議を提出した。中立系会派そうぞうも設置に賛同しており、賛成多数で設置される公算が大きい。

 野党側は知事の埋め立て承認について、その経緯や関係法との関係などが明らかになっておらず、県外移設の公約を翻して承認したことに対する県民世論の反発も強いと判断。百条委の設置理由で「知事の突然の埋め立て承認は不可解で、県民への説明責任が果たされていない」と指摘した。
 県議会は1月10日の臨時会で、野党4会派とそうぞうの賛成多数で仲井真知事の辞職を求める決議を可決しており、野党側は2月定例会で知事を徹底追及する構え。ただ与党側は強く反発しており、2月定例会は初日から与野党の対立が激化している。
【琉球新報電子版】

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