上海科学院、北京は居住適さず 危険レベルの大気汚染続く


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 【北京共同】中国北京市周辺でここ数日、深刻な大気汚染が続いている。米大使館サイトによると、15日未明には微小粒子状物質「PM2・5」を含む大気汚染指数が、最悪レベル(危険)の値の範囲を超える600近くとなった。
 政府系シンクタンク、上海社会科学院などがこのほどまとめた報告書は、北京の大気汚染状況を「人類の居住に適さないレベル」と指摘。呼吸器系疾患などの健康被害も相次いでおり、市民の不満が高まっている。
 北京市周辺では春節から15日目の元宵節を迎えた14日、大量の花火で汚染が深刻化。15日も有害物質を含む濃霧が発生、数十メートル先の建物が白くかすんだ。
(共同通信)