【中国時報】カナダ政府が投資移民廃止


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 カナダ政府は11日、28年間にわたって実施してきた投資移民と企業移民を廃止すると発表した。投資移民の多くが中国、台湾、香港からの移民であることから、中台の富裕層に衝撃が広がっている。

 投資移民とは、160万カナダドル以上の資産を持ち、カナダのいずれかの州に80万カナダドル(約7千5百万円)を無利子で貸し付ければ国籍が取得できるというもの。オーストラリアなどの投資移民より経済的負担が少なく、中国人富裕層に人気だった。
 カナダ政府は、移民のほとんどがカナダ国内に居住していないなど、カナダ国民としての条件を満たしていないことなどを理由として挙げているが、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは「カナダ政府の中国資本追い出し」とみている。