【中国時報】ムスリム誘客本格化 ホテル業界、ハラール申請急増


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 今月、エレミーツ航空(本社・ドバイ)の台北路線就航にともない、イスラム教徒の旅客獲得に向け、各ホテルが本格的な誘致活動を始動している。専用の厨房(ちゅうぼう)を設け、イスラム教徒向けの食事の提供を保証するハラール認証の取得申請が急増している。

 台北の亜都麗致(ランディス)ホテルは、2013年12月、中国回教協会を通じ、いち早くハラール認証を取得。晶華酒店(リージェント台北)も11日、取得した。他にも、花蓮や台南など各地のホテルも認証を取得しており、申請ラッシュは今後も続くとみられている。
 イスラム教徒は世界で16億人。経済的発展により、消費能力は向上しており、中国回教協会の統計によると、イスラム教徒の消費額は一般観光客より20%高く、年間90億ドルと世界の観光消費の10%を占めている。