地元への愛、歌に込め 国頭・安波小学習発表会


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学習発表会で自作の歌を披露する安波小学校の児童ら=2日、安波小学校

 【国頭】国頭村安波小学校(新垣進校長)の児童らがオリジナルの歌を作り、2日の学習発表会で披露した。「ぼくのふるさと」と題した歌の中には、安波への思いが込められていた。

 歌詞は、児童らが生活や道徳の時間に書いた安波のいい点に関する詩やメモに、音楽担当の田中綾乃教諭が曲を付けた。
 「緑の中に囲まれた小さな村の小さな学校」と歌の始めには、豊かな自然に囲まれた安波の様子が描かれている。「やさしい人と山に囲まれ僕らは大きくなった」の歌詞で安波に住む人の優しさを表した。
 学習発表会は120周年記念式典の前に開かれ、多くの卒業生が耳を傾けた。中には涙を流す人の姿もあった。
 2年の森岡優香さん(8)は「安波はいい所ということを伝える気持ちで歌った」と振り返った。6年の与座高道君(12)は「自分たちで作った歌は大切なもの。後輩に歌い継いでいきたい」と話した。