民泊で大人旅 名護市羽地、初のモニターツアー


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コスモス畑の周囲を散策する民泊の参加者ら=15日、名護市振慶名

 【名護】大人を対象にした民泊事業を進める名護市の羽地民泊推進協議会(屋比久稔会長)による初のモニターツアーが15、16の両日、名護市内で行われた。9人を会員宅で受け入れ、地域散策や家庭菜園の取れたて野菜を使った料理体験など羽地ならではの「おもてなし」で歓迎した。

 同協議会副会長の當山全清さん(61)=名護市田井等=宅には、モンゴル出身のバトエルデネ・エギーさん(30)=那覇市=が宿泊。當山さんの妻君子さん(59)が島ラッキョウの天ぷらやパパイアのつくだ煮、ジャム風に煮たタンカンの皮など、地元食材を独自のアレンジで提供した。
 全清さんは「取れたてだけでなく、こういう機会に普段とは違う工夫もしている」と話した。
 このほか満開になっているコスモス畑を散策したり、家族連れで来た家では月桃の葉を使ってムーチー作りなどをした。バトエルデネさんは「自然や緑を楽しみにしてきた。地元の食材を楽しみたい」と喜んでいた。
 羽地民泊協は今回のモニターツアーを通し、参加者のアンケートを基に内容の充実や料金設定などを検討する。