【南部】本島南部地区の6市町村の青年団でつくる「南部地区青年団連絡協議会」(南青協)の代表4人は3月6~9日、東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市などを訪れ、現地の若者に義援金や沖縄の特産品を手渡す支援を実施する。南青協のメンバーは「南部から被災地を支援したい」と強調した。
南青協が被災地で支援を行うのは初めて。昨年7~11月にかけて南部の各地で開かれた祭りなどで、メンバーが募金を呼び掛けて約16万1千円を集めた。募金のほか、メンバーが制作したしっくいシーサーや糸満市の子どもたちが作ったストラップなどを持って行き、現地の若者でつくるNPO法人「桜ライン311」に手渡す。
期間中は岩手県のほか宮城県の被災地を視察し、現地の若者たちと交流を深める。
18日に糸満市で記者発表した南青協の伊敷貴也会長(29)=糸満市=は「青年団らしく、現地の若者を支援したかった。沖縄の思いを被災地へ伝えたい」と力を込め話した。事務局の金城恭平さん(同)=八重瀬町=は「被災地の若い世代が生き生きと過ごせるように支援したい」と話した。