もろみ酢表示をチェック 公正取引協、県内初の試買検査会


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もろみ酢の表示内容を検査する県内の消費者代表=21日、那覇市のサザンプラザ海邦

 県内で販売しているもろみ酢商品の表示適正化を目的に、もろみ酢公正取引協議会(松田亮会長)は21日、試買検査会を那覇市のサザンプラザ海邦で開いた。今回5回目で、県内開催は初めて。検査対象に法令違反はなかったが、検査員からは、より明快な表示を求める指摘があり、製造業者に意見項目として報告する。

 対象は、県内外の業者が製造する加糖や無糖、シークヮーサー入りなどさまざまなタイプのもろみ酢商品40種類。検査員は生活協同組合や老人会、流通業者などから選ばれた県内消費者代表の8人が務めた。
 チェック事項は「もろみ酢原液75%以上の製品に添付を認めている公正取引マークを使用しているか」「名称や原材料名など記載事項は適切か」など7項目。2グループに分かれ、20本ずつを検査した。
 同協議会の久場川淳専務理事は「公正取引マークの普及や表示の適正化を図り、消費者に安心な商品をアピールしたい」と述べた。