獅子 祝いの演舞 地域の宝 受け継ぎ40周年


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勇壮な演舞で観客を魅了する「ホーイジャンメー」=23日、浦添市の勢理客公民館

 【浦添】勢理客獅子舞保存会結成40周年・国選択40周年2013年度県文化功労賞受賞祝賀会が23日、浦添市の勢理客公民館で開かれた。ドラの音と地謡の演奏に合わせた勇壮な演舞が披露され、集まった地域の人々を魅了した。

 勢理客保育園の園児による獅子舞の演舞「シーシーカンカン」や、子ども会の「長者の大主・ハーメー」など多彩な演目も上演された。中でも多くの歓声を集めたのが、保存会による演舞「ホーイジャンメー」。勢理客地域の五穀豊穣(ほうじょう)、無病息災を願う力強い演舞が披露されると、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。
 保存会の具志堅全孝会長は「勢理客獅子舞保存会は沖縄戦で壊滅的な被害を受けた後、人々を元気づけようと結成された。約400年以上続くとされる演舞をこれからも継承していきたい」と語った。
 ホーイジャンメーを踊った當間正人さん(25)と與儀邦彦さん(16)は「40周年という節目で踊ることができて光栄だ。未熟な部分もあるが先輩方から学んで、踊りに磨きをかけたい」と話した。
英文へ→Jitchaku Lion Dance Preservation Society celebrates its 40th anniversary