島々連携 誘客図る 渡嘉敷、座間味商工会青年部


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新たな観光商品開発に向け意見交換する渡嘉敷、座間味両村商工会青年部のメンバー=21日、渡嘉敷村役場会議室

 【渡嘉敷】渡嘉敷村商工会青年部(国吉栄治部長)と座間味村商工会青年部(宮平一明部長)は21日、昨年4月に開設された両村を結ぶ内海航路連絡船「みつしま」を活用した宿泊プランの開発に向けたセミナーを、渡嘉敷村で実施した。

 両村は主に観光業(マリンレジャーや宿泊業など)が中心となっており、中長期滞在型の宿泊プランがないため、観光客のほとんどが1泊または日帰りの観光が多いのが現状となっている。このため両青年部は、慶良間諸島全体を利用した新たな商品開発に向け、両村持ち回りでセミナーや勉強会を開催。外部講師などを招き、旅行商品開発などに必要な知識や技能を学び、各部員がアイデアを持ち寄って商品開発に取り組んでいる。
 21日のセミナーでは、両村青年部14人が出席。特に、冬季の閑散期対策として両村4島を活用した釣りダービー、ビーチスタンプラリーなどの事業を計画して誘客を図ってはどうかなどの意見が出された。
 国吉部長は「慶良間諸島の国立公園化に伴い、両村でいい商品を作って観光客誘致を図り、地元を盛り上げていこう」と意気込みを述べた。
(米田英明通信員)