はまやーくらぶ結成 農水従事者が商品化、販路開拓図る


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県産の農水産物を県外に売り込もうと結成された「はまやーくらぶ」=東京都渋谷区

 【東京】県の人材育成研修を受けた農林水産業の担い手が集まって県外への販売力を強化しようと、農林水産業連携チームブランド「はまやーくらぶ」を結成し、27日、発足式を東京・渋谷区内で開いた。

 同くらぶは農水産業従事者25人が協力して、作物の2次加工や商品化、販路の開拓などを目指す。会員は25人で、既に「はまやー逸品」と銘打った商品を開発。海ブドウをしゃぶしゃぶ鍋に仕立てた「沖縄鍋しゃぶセット」や県産卵のマヨネーズと唐辛子を組み合わせた「ピリマヨ」などを商品化した。秋までに公式ウェブサイトを公開してネット販売にも取り組む。
 発足式では県農林水産部の中田清大副参事が「メンバーは40人に増える見込みで、販路の拡大に向けた取り組みに期待したい」とあいさつ。生産者の代表らが商品開発や県外販路拡大に対する意気込みを語った。
 取り組みの一環として、都内で中国料理店を展開する笑龍・花壇グループが「はまやー逸品」を使ったフェアを開催することになり、県産野菜や県産魚ヤイトハタを使ったメニューも披露された。