24年連続全国最悪 飲酒絡み人身事故


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飲酒が絡む人身事故の割合

 2013年に県内で発生した人身事故のうち、飲酒絡みの事故が占める割合が24年連続で全国ワーストになった。27日、県警が発表した。

人口千人当たりの飲酒運転摘発件数でも全国最悪となったほか、死亡事故に占める飲酒絡みの割合も4年ぶりにワーストに転落した。09年の県飲酒運転根絶条例の制定以降、県民を挙げて根絶運動を進めているがワースト脱却には至らなかった。
 県警交通企画課によると、13年は人身事故が6664件発生、うち約2%(134件)が飲酒絡みの事故で、全国平均の約2・8倍だった。12年の約1・88%から0・13ポイント増加した。また飲酒運転の検挙件数は1353件で人口千人当たり0・987件で、全国の約4・3倍。13年の特徴として、飲酒運転による人身事故のうち午前6~8時の時間帯での事故が22件で、二日酔い運転での事故が最も多かった。
 県警が13年中に飲酒運転で摘発した人を対象に実施した意識調査では、回答した千人のうち、自宅まで5キロ以内で飲酒運転をした人が90%を超えた。県警交通企画課の與儀淳管理官は「安易な気持ちで飲酒運転をしている。飲酒運転は死亡事故など重大な結果を招く悪質な犯罪だという意識を強く持ってほしい」と話した。
英文へ→Okinawa has the highest rate of fatal accidents involving drunk drivers in Japan