米軍泡瀬ゴルフ場跡にイオンモール着工 県内最大規模


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 イオンモール(千葉市、岡崎双一社長)は28日、北中城村の米軍泡瀬ゴルフ場跡地に建設する「イオンモール沖縄ライカム」の起工式を開いた。敷地面積は17万5千平方メートル、延べ床面積は16万平方メートル。鉄骨造り地上5階建てで、県内最大規模の商業施設となる。

イオンスーパーのほか350~400のテナントの入居を想定し、国内外の観光客や地元客を含め年間千万~1800万人の来場を見込む。雇用は地元から3千人を想定する。イオンモールとしては県内初出店で、来年ゴールデンウイーク前の開業を目指す。
 グループ初のリゾートモールと位置付ける。岡崎社長は会見で「ハワイにはアラモアナショッピングセンターがある。沖縄観光に一つ足りないのはショッピングの要素。機能強化の一翼を担わせてもらいたい。東南アジアを代表するナンバーワンリゾートモールを目指す」と述べた。
 駐車場は約4千台分を用意する。賃貸面積は約7万8千平方メートルで国内のイオンモールでは4番目の規模となる。
 会見に同席した新垣邦男村長は「中部地域に大きな経済効果を発揮する。大きな雇用も発生し沖縄経済にとっても大きなインパクトを与える。沖縄観光の付加価値を高める施設になる」と期待した。
 建設地のアワセ土地区画整理組合の吉村正夫理事長は「早く活用することが何より。高品質な街になれば長い間、米軍に利用を止められていた地元の誇りを取り戻せる」と歓迎した。

イオンモール沖縄ライカムの完成予想図
イオンモール沖縄ライカムの起工式に参加する岡崎双一イオンモール社長(中央)ら関係者=28日、北中城村