承認「取り消さず」知事「適法」を強調 県議会代表質問最終日


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(左から)糸洲朝則氏、上原章氏、渡久地修氏

 県議会は28日、代表質問最終日の質疑を行った。仲井真弘多知事は米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けた埋め立て承認について、「法にのっとって判断した結果だ。取り消す考えはない」と述べた。渡久地修氏(共産)への答弁。慶良間諸島の国立公園指定について知事は「誠に喜ばしい。今後もオニヒトデ対策やサンゴの植え付けなど自然環境の保全、地域活性化施策を積極的に推進していきたい」と述べた。糸洲朝則氏(公明県民)への答弁。

 又吉進知事公室長は安倍晋三首相が昨年12月25日、普天間の5年以内運用停止などの県要望に関し「政府としてできることは全てやる」と回答したことについて「日米交渉も意識した上での発言だと受け止めている」との認識を示した。
 知事は那覇市の農連市場の再開発で、昨年12月の設立予定が遅れている「市農連市場地区防災街区整備事業組合」を年度内に設立する見通しを示し「6年で完成できるようにと考えている」と語った。以上、上原章氏(公明県民)への答弁。
 県議会は3日から4日間、一般質問を行う。初日は野党7人が登壇する。