リウボウホール閉館 老朽化、「役割終えた」


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閉館したリウボウホール=28日、那覇市久茂地のデパートリウボウ

 デパートリウボウ内にある多目的ホール「リウボウホール」が28日、閉館した。リウボウホールを運営するリウボウインダストリー(糸数剛一社長)は、閉館理由について「設備の老朽化などで十分な機能を果たすことが困難になった。また周囲にホールが増え(文化の拠点としての)役割を終えた」としている。

 今後は「新たなサービスを提供する」としており、詳細は後日発表するという。同ホールは、デパートリウボウが那覇市久茂地のパレットくもじビルに移転した1991年に開館し、展示会、映画、ライブ、演劇などに利用されてきた。
 最終日の28日は、映像製作会社のシネマ沖縄(那覇市、末吉真也代表)が、映像祭「映文連アワード」の受賞作を上映した。同ホールをよく利用したという末吉代表は「立地条件も素晴らしく、文化の発信拠点として大きな役割を果たした。閉館は残念だが、またいつか復活してほしい」と話した。