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子どもたちのための映画祭「キンダー国際映画祭in沖縄」(県、県文化振興会支援事業)が2日、那覇市の県青年会館で開催され、来場者約250人が映画「ジグザグキッドの不思議な旅」を鑑賞した。
同映画祭は東京や京都で開催されており、県内開催は初めて。子どもが運営に関わり、共に盛り上げていくのが特徴となっている。
上映されたのは、主人公の少年が亡き母親の足跡をたどり、自分のルーツを探る冒険映画。謝花明里(あかり)さん(14歳)=石田中2年=は「主人公が亡き母親と会話する場面が印象的だった。来年もこういう映画を見たい」と話した。
上映後、運営に携わった子どもスタッフ23人が舞台に上がり、「キンダーカーペット作りが楽しかった」「いろんな人と触れ合えた」などと感想を述べた。
同映画祭ディレクターを務めた映画監督の宮平貴子さん(34歳)は「映画は感動と発見、想像力を与えてくれる。私たちの要望以上に子どもたちがよく頑張ってくれた」と話した。
他にも、第19回京都国際こども映画祭で審査委員長をした小学5年の菊地心織(きくち・くおれ)君が活動を紹介した。沖縄での映画祭は来年以降も継続予定で、3日から1週間規模の開催を目標としている。【琉球新報電子版】