新垣善春氏が死去 元社民県連委員長、県議 83歳


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 社民党県連委員長や県議、沖縄平和運動センター初代議長などを務め、平和運動のリーダーとして活躍した新垣善春(あらかき・ぜんしゅん)氏が2日午前10時25分、低酸素血症のため、宜野湾市内の居宅老人施設で死去した。83歳。

北谷町北前出身。告別式は5日午後3時半から4時半、浦添市伊奈武瀬1の7の1、いなんせ会館で。喪主は妻洋子(ようこ)さん。
 コザ高卒業後、基地労働に従事。1958年に沖縄社会党結党に参画し、北中城村議に初当選。祖国復帰協議会(復帰協)の結成にも加わった。85年、社会党沖縄県本委員長に就任。88年から県議3期。護憲反安保県民会議議長も務めた。
 社会党県議を務めた中根章さん(81)はコザ高の後輩。「演説が抜群にうまかった。長生きして後輩を指導してほしかった。残念だ」と惜しんだ。