県議会、午前中空転 県答弁めぐり野党が休憩の動議


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 県議会本会議は4日午前10時すぎ、一般質問の2日目が始まったが、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた知事の埋め立て承認可否判断の経緯をめぐる県の答弁が不十分として、野党会派が休憩を求め、午前10時40分ごろから本会議の審議が中断している。午前中は休憩する。

 最初に登壇した仲村未央氏(社民・護憲)が、仲井真弘多知事の埋め立て承認の可否判断をめぐり、これまで県議会調査特別委員会(百条委)などで「法律的には承認せざるを得ない」としていた答弁を問題視。仲村氏が国土交通省に照会したところ「公有水面埋立法上承認しなくていけない、という記述はなく、知事に一定の裁量権があるとの見解が示された」と説明。県に国交省への照会を求め、確認するまで審議を続けられないとし休憩を求めた。
 県は照会に時間がかかるとしており、午前中の本会議は再開されなかった。
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