F15、嘉手納に緊急着陸 操縦席むき出し 風防ガラス脱落か


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風防ガラスがない状態で嘉手納基地に緊急着陸し、整備格納庫に収容されるF15戦闘機=4日午前11時15分ごろ、米空軍嘉手納基地

 4日午前10時34分ごろ、米空軍嘉手納基地所属のF15戦闘機1機が防風ガラスがないまま、操縦席がむき出しの状態で同基地に緊急着陸した。訓練飛行中に風防ガラスが落下したものとみられる。同基地報道部は「現在確認中」としている。

 同機は午前9時54分ごろ離陸し、訓練飛行中に何らかの原因で風防ガラスが脱落したとみられる。
 目撃者によると、午前10時30分ごろ、滑走路に米軍の緊急車両などが集まり始め、同基地北側滑走路に風防ガラスがない状態のF15戦闘機が着陸した。着陸後、滑走路付近で整備士などが機体を確認していた。同機は11時15分ごろ、けん引されて整備格納庫に入った。
 県基地対策課によると、米軍のF15戦闘機の風防ガラス脱落事故は県内で過去3回あり、部品落下も12回確認されている。県や嘉手納町など関係市町村は事実関係を確認後、米軍や沖縄防衛局に抗議・要請する見通し。
【琉球新報電子版】
英文へ→US Air Force F-15 makes emergency landing at Kadena Air Base