国頭・東部診療所、垣花医師が着任 診療体制「通常」に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
抱負を語る垣花一慶さん=3日、国頭村安田の診療所

 【国頭】国頭村立東部へき地診療所(同村安田)の医師として、垣花一慶さん(31)が3日から就任した。垣花さんは就任に当たり「スポーツなどの行事を通して、住民との距離を縮め、信頼されるように頑張りたい」と抱負を語った。

 垣花さんは自治医科大を卒業後、県立南部医療センターなどで研修し、久米島病院に勤務していた。自治医科大出身者に義務付けられた、へき地勤務を本格的に行うのは今回が初めてになる。
 国頭村東部の4集落住民の健康を担う垣花さんは「患者は少ないが、範囲が広い。辺土名まで車で40分ほどかかるので医師がいないと困る。私自身も学びながらやっていきたい」と話した。
 久米島病院勤務時はバスケットボールなどの行事に参加し「島の人と打ち解けられた。国頭でもぜひいろんな行事に参加したい」と述べた。
 診療所は前任の大浜長照医師が石垣市長選出馬のため1月に辞任し、2月は週1回派遣される医師が対応していた。垣花さんの就任で3月から通常診療体制に戻る。