豊見城高・上間さん、仲西君 12年間皆勤賞「大学でも続けたい」


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12年皆勤賞に笑顔を見せる上間宇宙さん(左)と仲西弘一君=2月28日、豊見城市の豊見城高校

 【豊見城】県立高校で卒業式が開かれた1日、豊見城高校(與那嶺善進校長)では、3年生の上間宇宙(うらん)さん(18)、仲西弘一君(18)の2人に「12年間皆勤賞」が贈られた。2人は「家族の支えのおかげ」と笑顔を見せ、「大学でも皆勤賞を目指したい」と意欲を見せた。

 糸満市在住の上間さんは剣道部に所属し、那覇市の仲井真中から同校に進学した。「中学、高校と自宅から遠く、朝練習などもあったが、両親が送ってくれたおかげで、毎日登校できた」と振り返る。
 沖縄国際大学への進学も決まっている。人の話を聞くのが好きという上間さんは「ソーシャルワーカーなど社会福祉関係の仕事を目指している」と目を輝かせる。
 仲西君はウエートリフティング部に所属し、重量挙げで昨年は77キロ級で全国高校選抜と全国高校総体の2冠を達成している。「部活で打ち込めるものがあったことで、12年間皆勤賞が達成できた。家族や友達のおかげ」とはにかむ。
 全国でも重量挙げの期待のホープで、上間さんと同じ沖縄国際大へ進学する。同大でことし創部されるウエートリフティング部に入部することが決まっている。将来は「東京オリンピックに出場したい」と夢実現へ意欲を語った。