県NIE推進協議会(山内彰会長)は4日、那覇市の沖縄タイムス社で2013年度の実践報告会を開いた。実践指定12校が年間の取り組みを発表し、成果と課題を共有した。
興南中は生徒間で記事について意見交換する「新聞リレー」で、社会に対して視野が広がったと発表し、「書く力など国語力が格段に伸びた」とまとめた。
小禄南小は、年度をまたいで、どの教師でも活動が継続できるよう、取り組みや成果をまとめた学年別の資料作成が重要と伝えた。
学校全体での取り組みを課題に挙げた学校もあった。共通認識のずれやNIEへの理解不足から、教師間の足並みがそろっていない現状が報告された。
NIEアドバイザーの甲斐崇県立総合教育センター研究主事は「具体的な年間計画を立てると同時に、校内研修などでNIEアドバイザーを大いに活用してほしい」と要望した。