オスプレイ飛来禁止を求める意見書全文 嘉手納町議会


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 欠陥機オスプレイの嘉手納基地への飛来禁止を求める意見書
 平成26年3月2日午後0時半頃、米軍普天間基地所属のMV-22オスプレイが、米軍嘉手納基地に着陸し、白煙が上がるトラブルが発生した。この事故に対し、海兵隊当局は、全ての適切な安全手続きに従って、予防措置として嘉手納飛行場に着陸したと説明しているが、軍用機の事故は一歩間違うと周辺住民を巻き込んだ大惨事につながる危険性がある。

 嘉手納基地では常駐機や外来機の事故が相次いでおり、本町議会はその都度、原因究明と再発防止及び安全管理の徹底を強く申し入れてきた。しかし、これまで事故原因の究明がなされないまま訓練が再開されている。
 このような行為は町民の生命を軽視した基地運用と言わざるを得ず、到底容認できない。
 よって、嘉手納町議会は町民の生命、財産と平穏で安心安全な暮らしを守る立場から米軍及び関係当局に対し厳重に抗議するとともに、下記事項を速やかに実現するよう強く要求する。
 記
1.欠陥機MV-22オスプレイの嘉手納基地への飛来を禁止すること。
2.事故原因を早急に究明し公表すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成26年3月6日
 沖縄県嘉手納町議会
(あて先)
 内閣総理大臣 外務大臣 防衛大臣 外務省沖縄大使
 沖縄防衛局長 沖縄県知事