国立公園の宝の海守る 渡嘉敷ダイビング協会


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サンゴの植え付けなどや環境保全活動に取り組む渡嘉敷ダイビング協会の会員ら=5日、阿波連漁港

 【渡嘉敷】渡嘉敷島を中心とした水中や陸上の環境保全活動の一環としてサンゴの移植場所の清掃や植え付け、天敵駆除活動などを定期的に行っている渡嘉敷ダイビング協会(平田春吉理事長)は、昨年に続き「サンゴの日」に当たる5日、「第2回イキイキサンゴ大作戦IN渡嘉敷」を実施した。

 サンゴの苗約150株を阿波連ビーチ沖合の無人島「ハナリ島」のビーチ側海域に植え付けた。後日、引き続き150株を植え付けする。
 この日は慶良間諸島が国立公園に指定されたこともあり、阿波連漁港で行われた出発式には座間味昌茂村長も訪れ、活動に参加してサンゴ移植作業などに取り組む同協会加盟の村内のショップなどの経営者、スタッフら約25人を前に「皆さんの日頃の自然保護活動の取り組みのおかげで、この島の宝の海が守られている」と感謝と激励のあいさつをした。
 平田理事長は「国立公園化に伴い、今後も引き続きさらなる自然保護活動に取り組みたい」と意欲を語った。(米田英明通信員)