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【恩納】喜瀬武原中学校の生徒らがこのほど、投稿作文が新聞に掲載されたことでもらえる図書カード20枚を東日本大震災で被害を受けた被災地に寄贈した。
3年生が喜瀬武原小6年の時に起きた東日本大震災を受けて、「自分たちも何か役に立ちたい」と感じたという。その思いを授業に新聞を生かす取り組みを通して実現した。
国語の渡慶次よりえ教諭が中心となり、3年前から、授業で生徒が書いた作文を新聞に投稿している。渡慶次教諭によると、新聞記事を読んで意見を交わし、作文を書いて投稿することで、多角的な考えと文章力が養われているという。
生徒の作文は新聞に掲載され、図書カードもたまってきたことから、中学3年生の卒業を前に、被災地や過疎地を支援する社団法人「みんなのとしょかん」を通して、被災地に寄贈することを決めた。
新聞に4回掲載された與儀美羽さん(15)は「震災で多くの人が大切なものを無くしたと思う。図書カードで大好きだった本を買って、大事にしてほしい」と語った。