【沖縄】美里中学校の3年生38人は3日、新報小中学生新聞「りゅうPON!」の特集紙面を使って、沖縄のサンゴ礁について学んだ。サンゴの生態や「海の森」とも呼ばれるサンゴ礁についてクイズで楽しく学んだ後、沖縄のサンゴ礁をどう守り継いでいくか、考えたことや自分にできることを漫画で表現した。
授業は、おきなわサンゴ礁ウイーク(主催・県サンゴ礁保全推進協議会、特別協力・琉球新報)に合わせ、子どもたちの環境教育につなげようと同校の渡邉正俊教諭が授業を行った。
生徒らは「サンゴって何の仲間?」「サンゴの天敵は?」など10問に挑戦し、新聞で答えを確認。渡邉教諭が「記事の見出しに『守ろう!沖縄の宝』とあるが、なぜ守らなければいけないのか、写真やももココロさんの漫画を見て考えてみて」と問い掛けた。
生徒らは「大浦湾にこんなにきれいなサンゴがあるのに、基地を造るための埋め立てはおかしい」などと指摘。サンゴ礁が自然の防波堤として津波を防いだり、海の生き物の栄養分を作り出したり、漁業や観光を支えたりしていることを挙げ、人間が生態系から恩恵を受けていることを学んだ。
正義の味方「サンゴマン」がオニヒトデからサンゴ礁を守る漫画を描いた寺田海君(15)、伊波大輝君(15)は「海には釣りや泳ぎに行くが、今度は砂浜のごみを拾いたい」と話した。
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