5万7400戸停電 沖電、吉の浦発電所停止で


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 中城村泊にある沖縄電力吉の浦火力発電所1号機が7日午後3時58分、何らかの原因で運転停止し、一時、最大で本島内の19市町村約5万7400戸が停電した。停電はおよそ3時間後の午後6時43分に解消された。

同発電所は、県内初の液化天然ガス(LNG)発電で、2012年11月に1号機が営業運転しているが運転停止による停電は初めて。沖縄電力が原因を調べている。
 沖電によると、停電は今帰仁村から糸満市まで本島全域に及び、停電が最も多かったのは、南風原町で約7800戸。那覇市で7300戸、西原町で5400戸と続いた。
 吉の浦発電所1号機は、現在も運転を停止しており、他の発電所の出力を上げるなどして電力を供給している。
 同発電所では13年5月から2号機が運転開始しているが、定期点検中のため7日は運転を休止していた。