県、来年度の観光客680万人目標 外国人33%増80万人


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 県文化観光スポーツ部は7日、2014年度のビジットおきなわ計画案を公表した。入域観光客数の目標値を13年度の見込み値(648万人)に比べ3・4~4・9%増の670万~680万人に設定した。そのうち外国人観光客数は見込み値(60万人)比25~33・3%増の75~80万人、観光収入は4891~4964億円と設定した。

 そのほか、1人当たりの消費額は7万3千円、平均滞在日数は3・95日、延べ宿泊者数は1978万~2008万人泊とした。
 計画は、単年度ごとの数値目標と具体的な誘客行動計画を定めるもので、07年度から策定している。
 14年度は景気回復に加え、円安が継続し国内市場は海外旅行を手控える動きが継続すると予想。海外市場は那覇空港国際線旅客ターミナルビル完成や那覇港若狭バースのターミナルビルが整備されることなどを踏まえ、目標設定した。
 14年度の施策展開として(1)国内外における戦略的な誘客活動の展開(2)離島観光の推進(3)沖縄観光ブランド力の強化(4)観光人材の育成(5)観光客受け入れ体制の充実・強化-を柱に掲げる。
 具体的には観光閑散期の集客に向け、沖縄感動体験プログラムを実証し、イスラム教徒(ムスリム)の受け入れ環境整備、ホテル業者が抱える課題改善などを推進する方針。
(呉俐君)
英文へ→Okinawa aiming to attract 6.8 million tourists for fiscal 2014