エース、石垣市と連携 地元素材でバッグ開発も


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事業提携を受けキャンペーン開始をPRする関係者=7日、新石垣空港

 【石垣】かばん製造国内最大手のエース(東京、森下宏明社長)と石垣市は7日、石垣島の地域振興における中期包括産官連携事業を締結したと発表した。新石垣空港開港1周年と、エースのスーツケース基幹ブランド「プロテカ」発売10周年を契機に、購入者に石垣島の観光案内を配布するなどの事業を行う。石垣島の素材を生かしたバッグの開発も進める。

 エースは石垣島PRキャンペーン「ディスカバージャパン」を4月1日から5月6日まで、国内販売拠点約200店舗とアジアを中心とした海外約50店舗で展開。石垣島をPRするコーナーを設けプロテカ購入者には石垣島の風景を印刷したクリアファイルや観光案内を配布し、情報を発信する。市内の離島ターミナルや空港の一角に特設スペースを設け、商品もPRする。
 事業は3年計画で、2年目以降も春にキャンペーンを実施する予定だ。同社が地域と共同でキャンペーンを展開するのは初めて。
 エースマーケティング部の柳光洋マネジャーは「今までにない取り組みだが、お互いウィンウィン(相互利益)の関係を築ける。石垣は世界的なリゾートになると思うので、海外客にも商品を売り出せる」と話した。