【中国時報】いたずら110番に実刑の法案検討


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 台北市では毎年受ける110番通報の約6割に当たる16万件余りがいたずらや無言電話であり、公務に支障が出ている。そのため台北市議会では現在、いたずら通報などに対する実刑を含む罰則の法案作成を検討している。

 具体的には、無言電話、かけて来てすぐ切るもの、間違い電話、酒酔い電話など。2013年度は無言電話が最も多く、公務に関係のない電話など約34%に当たる5万6千件。次に精神障がい者からの通話が多く、ほぼ毎日同一人物からの通話がかかって来ている。
 消防の119番通報には、いたずら電話に対する罰則があり、「消防法」で1万5千元(約5万円)以下の罰金となっているが、警察は公務執行妨害で逮捕することも可能だが、軽微なものであることが多く、事実上野放し状態だった。