県産ヤギ うめぇー 和洋中14品考案


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県産ヤギを使用した新たなヤギ料理を試食する人々=10日、糸満市のサザンビーチホテル&リゾート

 【糸満】県産ヤギ肉の市場拡大を図ろうと、県農林水産部は10日、ヤギ肉を使用した料理の試食会を糸満市のサザンビーチホテル&リゾートで開催した。

県の依頼を受け、同ホテルの4人の料理人が考案した和洋中の料理14品が提供された。招かれた約50人の流通、観光業者らが試食し、「おいしい」「臭みがない」などと好評だった。
 「おきなわ山羊」と称する県産ヤギブランドの確立を狙う、県の「おきなわ山羊飼養・流通消費促進事業」の一環。
 料理には、在来のザーネン種とニュージーランドから輸入した肉用ヤギ・ボア種を掛け合わせた2頭の「おきなわ山羊」がふんだんに使用された。若年層や観光客に向け「山羊肉のしゃぶしゃぶ」や「山羊の薬膳スープ」「山羊ロース肉のカルパッチョ仕立て」など、従来の伝統料理とはひと味違った料理が提供された。
 共栄ミート(那覇市)で商品開発部門を担当する平良宏一さんは「初めは抵抗があったがこれなら食べられる。面白いアイデアがあったら商品化を考えたい」と話した。マリンレジャー業の「いちまりん」の屋良朝仁社長は「これなら自信を持って本土の人に勧められる。ビーチバーべーキューに使えるかも」と期待を込めた。
英文へ→Japanese, Western, and Chinese dishes created of Okinawan goat