全国Vへ決意 甲子園に出発 沖尚と美里工


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第86回選抜高校野球大会での勝利を目指して、決意を込める沖縄尚学と美里工業の選手ら=16日、那覇空港

 第86回選抜高校野球大会(21日から12日間、阪神甲子園球場)に出場する沖縄尚学と美里工業の選手らが16日、現地に向けて出発した。那覇空港で行われた壮行会には両校の学校関係者や父母などが駆け付け、甲子園での活躍に期待を込めた。

 沖尚の赤嶺謙主将は「日頃の練習から勝つための取り組みをしてきた。明治神宮大会のように最後まで諦めずに戦って県民に感動を与えたい」と決意を述べた。美里工の高江洲大夢主将は「初めての甲子園で緊張もあるが、観衆にのまれないように自分たちの野球をやる。感謝の気持ちを持って一戦必勝の気持ちで挑む」と意気込んだ。
 県高校野球連盟の神谷孝会長は「両校は互いに切磋琢磨(せっさたくま)して技術や精神力を高め合ってきた。実力は全国上位のレベルにあり、多くの県民が両校が決勝で対戦することを夢見ている」と話した。
 沖尚は23日の第1試合(午前9時開始予定)で報徳学園(兵庫)と、美里工は24日の第2試合(午前11時半開始予定)で関東第一(東京)と対戦する。沖尚の比嘉公也監督は「コンディションをしっかり整えて、何としてでも勝つ」と力を込め、美里工の神谷嘉宗監督は「持てる力を思う存分発揮する」と表情を引き締めた。