【中国時報】品評会高評価 世界から注目 阿里山のコーヒー


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 台湾でコーヒーを栽培している方政倫(ほうせいりん)さんは今年、世界的に有名なコーヒー関連業者向けの専門サイト「Coffee Review」の品評会「水洗」部門で93点の高評価を獲得。世界からの注目が高まっている。

 阿里山在住で少数民族ツオウ族出身の方さんは2007年、台湾国内でのコーヒー品評会で特等を獲得して以来、「コーヒー王子」の愛称で親しまれてきた。2年前、初めて同サイトの品評会に出展。「乾燥」など2部門で90点を超える高得点を獲得し、国際レベルの栽培家・焙煎士として認められた。
 世界中のバイヤーの注目を集め、方さんの農場でもここ2年出荷が30%から40%上昇。通常高値となるところだが、方さんは「このコーヒーを通して、阿里山とツオウ族の存在を知ってほしい」と低価格での販売を続けている。