今週末から次週チヌの好機


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季節の釣り“チヌ釣り”
 年間で最も大きなチヌが釣れるのが今週末から次週の大潮回りだ。オキナワキチヌ(チンシラー)は屋我地の乗っ込み。ミナミクロダイ(チン)は那覇から糸満にかけての海岸、いずれも産卵期で浅場に大接近が予想される。
 ○キチヌとミナミクロダイ。50センチ以上の大型チヌの80%はキチヌで色が白くヒレは黄みを帯び、夏は沖の深場で、冬の産卵期にのみ浅場に接近する。羽地内海、中城湾に多い。ミナミクロダイは周年岸近くや川口に多く、やや色が黒い。那覇港や糸満周辺その他離島でも釣れる。
 ○ワンポイントアドバイス。産卵期のチヌは干潮時には深場へ、満潮時には浅場
に移動する。朝夕は浅場、昼と深夜は深場を狙う。

《各地の釣果》
 ○宜名真磯釣りで30キロのアーラミーバイ。前週の船で昼にミーバイが釣れた記事を見て磯からでも釣れると新垣幸輝さん、10日午後2時に1人で大物を釣り上げた。(シーランド南風原)
 ○屋我地マンモス筏で51センチのオキナワキチヌ。10日、屋良俊行さんの釣果、餌は活きエビでハリス4号、オモリ中通し3号、流れが速く潮止まりの3時ごろヒット、4時ごろにも40センチを釣った。ほかに釣り人が8人ぐらいいたが釣れていなかった。(マンモス名護)
 ○糸満西崎のウキ釣りで沖縄桜會のメンバーが40センチ級のミナミクロダイ6匹。3月7日午後1時から3時にかけて徳嶺晴樹、仲村安市、神谷翔悟さんのウキ釣りでの釣果。このポイントは4月ごろからタマンも釣れる。(つりぐのぞうさん)
 ○中城湾夢咲公園で女性が50・5センチのチヌ。3月10日、石嶺妙子さんのウキ釣りでの釣果。(つりぐの米吉)
 ○那覇一文字フカセ釣りで50・5センチのサンノジ。10日午後12時、石川淳さんのハリス4号での釣果。(マンモス小禄)
 ○屋我地水路の乗っ込みチヌ、55・7センチ、2・9キロ。3月13日午前10時ごろ、松崎賀恭さんがカニの打ち込み釣りで釣った。ほかに一発スッポ抜けがあった。(シーランド名護)
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