選抜高校野球 きょう開幕


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選手宣誓のリハーサルに臨む沖縄尚学の赤嶺謙主将(左)と美里工の高江洲大夢主将(中央)=20日、甲子園(金良孝矢撮影)

 【甲子園取材班】第86回選抜高校野球大会は21日に甲子園球場で開幕し、12日間(準々決勝翌日の休養日を含む)の熱戦がスタートする。開会式は午前9時に始まる。20日はリハーサルを行い、県勢の沖縄尚学や美里工など出場32校の主将が参加した。

開会式後の第1試合は神村学園(鹿児島)と岩国(山口)が戦う。沖尚は23日午前9時から報徳学園(兵庫)と、美里工は24日午前11時半から関東第一(東京)との1回戦を迎える。初戦へ向け、両校監督や対戦校監督も準備を整えている。

◆意気込む県勢両主将 雨中で開会式リハーサル
 選抜高校野球大会の開会式リハーサルが開幕前日の20日午前、甲子園球場で行われた。雨の影響でグラウンドを使用できなかったため、屋根のあるバックネット裏で、各校の主将のみが行進した。
 入場行進曲のAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」に合わせ、前回大会で優勝した浦和学院(埼玉)の小島和哉主将らを先頭に、同準優勝の済美(愛媛)の安楽智大主将が続いた。珍しいリハーサルの形に、各校の主将には戸惑いの表情も浮かんだが、本番の雰囲気をイメージしながら臨んだ。
 沖尚の赤嶺謙主将は「2校出場で、先に負けられないというプレッシャーはある」と語り、21日の開会式では「沖縄の皆さんに元気な姿を届けられるよう堂々と行進したい」と力強く誓った。
 美里工の高江洲大夢主将は「みんなが注目するような堂々とした、九州一そして日本一の行進をしたい」と意気込んだ。