「自分は日本人 親父と違う」 「沖縄の心」で西銘氏


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 「親父(おやじ)のような思いは自分にはない」―。
 自民党総務部会長として法案調整に駆け回る県選出の西銘恒三郎衆院議員が19日、本紙の取材で語った。

 父の故順治氏は県知事在任中、「沖縄の心」について「ヤマトンチュになりたくて、なり切れない心」と語ったことで知られるが、西銘氏は「自分は日本人。沖縄に対する誇りはもちろんあるが、それは鹿児島県民が鹿児島を誇りに思うのと同じ」と淡々と語る。
 西銘氏は「親父が語ったような微妙な心理は自分にはない。下の世代ではもっと薄れているのではないか」と指摘した。
 通常国会終了後の内閣改造・党役員人事での副大臣就任も視野に入りそうだが、「将来は総理大臣を出すぐらいの影響力を持ちたい」と抱負を語った。