建白書実現へ「島ぐるみ会議」 6月中旬に結成大会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
(写真:琉球新報社)

 政党や労働・経済界関係者、研究者ら約40人が22日、那覇市内に集まり、県内全市町村長・議長、県議らが米軍普天間飛行場の県内移設断念とオスプレイの配備撤回などを求めて昨年1月に署名した建白書の理念実現に向けた会の発起人会を開いた。2日に開いた結成準備会を発起人会議に格上げし、6月中旬に千人規模の結成大会を開くことを確認した。

会の名称は「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議(略称・島ぐるみ会議)」に決まった。
 会合には吉元政矩元副知事や自民党に離党届を出した仲里利信元県議会議長らが出席。発起人には準備会段階での約50人に加え、座喜味彪好元副知事、元自民党県連会長の外間盛善元県議会議長、呉屋守将金秀グループ会長らが加わり、約90人が名を連ねた。
 22日は規約委員会や結成声明文を作る起草委員会の設置などを確認。4月19日の次回会合で発起人代表などと併せて決定する。
 事務局を務める玉城義和県議は「建白書はオスプレイ配備反対などを中心にまとめたが、『未来を拓く』という言葉には、そこからさらに踏み込み、広く沖縄の未来を自分たちで決めようという決意を込めている」と強調した。

◆「島ぐるみ会議」発起人(敬称略)
 安里英子、新川明、安次富浩、新崎盛暉、安良城米子、池宮城紀夫、石川元平、石川文洋、石原昌家、伊志嶺雅子、伊波洋一、上里賢一、内海恵美子、大城貴代子、大城紀夫、大城宗憲、大城常夫、我部政明、狩俣吉正、兼次徳助、菊池俊夫、喜納義昭、喜屋武秀行、金城徹、金城実、黒島善市、桑江テル子、幸喜良秀、幸喜勝、呉屋守将、崎山律子、佐久川政一、座喜味彪好、桜井国俊、佐藤学、城間勝、新城和博、新城洋子、砂辺長盛、大工哲弘、平良修、平良長政、平良朝敬、高里鈴代、高良健、高良沙哉、高良勉、高良まき子、高良鉄美、玉城清、玉寄哲永、照屋寛之、照屋義実、唐真弘安、渡久地政弘、富川盛武、友寄信助、東条渥子、仲里利信、仲地博、仲宗根寛明、仲村信正、永山盛広、比嘉幹郎、比嘉栄仁、備瀬武敬、比屋根照夫、平仲善幸、外間盛善、堀川美智子、前泊博盛、又吉民人、三木健、宮城篤実、宮城公子、宮城晴美、宮城康旦、宮里護佐丸、宮里政玄、銘苅春雄、屋良朝博、由井晶子、吉田義邦、吉元政矩、若林千代