先日閉会した中国人民政治協商会議(政協)の全体会議の文芸界分会で、映画やテレビドラマの審査基準が討論され、愛人や未婚の母、非現実的なオカルトやヒーローを制限する方針となったことが明らかになった。
関係者によると、既婚者と恋愛関係にある独身女性「小三(愛人)」はNG。先日放映され人気を博した「譲愛做主(愛に導かれて)」では、有名女優が既婚者との恋に生きる女性を演じて好評だったが、政府としては今後認めない方針だ。
35歳以下の未婚の母も風紀を乱すとしてNG。オカルトやヒーローなど非現実的な設定も子ども番組に限定して許可する方針だ。しかし、実際審査に当たる委員は流動的で、どれだけこの方針が維持徹底されるかについては疑問視されている。